東日本大震災以降,原子力損害賠償法に興味あり,同法と東京電力の責任についても検討してみたい。

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・設置関係資料 その11 検査 原子力安全基盤機構

・設置関係資料 その11 検査 原子力安全基盤機構

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毎日jp 毎日新聞社
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/nuclear/archive/news/2011/06/20110615k0000m040132000c.html

福島第1原発:東電頼みの検査、露呈…安全基盤機構ミス


 原発の法定検査に疑問符が浮かんだ。東京電力福島第1原発3号機の安全弁を巡る「原子力安全基盤機構」の検査ミス。東京電力のトラブル隠し(02年)を受け、検査強化を目的に設立された機構だが、東電からの指摘でやっと自らのミスに気付いた。「東電に頼り過ぎた」。検査員はそう反省したという。昼食代の一部を企業側に負担させてから検査に取りかかるケースもあり、元検査員の一人は「ガチンコ(真剣勝負)の検査員は多くない」と明かした。

 08年12月、北九州市門司区のバルブメーカー工場。機構の検査員2人は、検査手法や手順を記した機構備えつけの「要領書」を手に東電やメーカーの担当者に機器を操作させ、検査を開始した。

 検査は、通常運転時に安全弁が圧力容器から放射性物質を含んだ規定量以上の水蒸気を漏らさないかどうかをチェックするもの。水蒸気の代わりに窒素ガスを使い漏えい量の測定を行うため、窒素ガスの圧力が水蒸気であればどの程度の気圧に相当するか換算する式が必要だ。ところが、要領書には肝心の換算式を記載していない不備があり、検査員は東電側がかけた圧力を妥当だと思い込み検査を終えた。ところが約1カ月後、東電から「圧力が低過ぎた」と連絡が入った。検査員らは機構の内部調査に「東電とメーカーに頼り過ぎた」と答えたという。

 「東電の言い値で検査しているだけでは」。記者の質問に機構の工藤雅春検査業務部次長は「そう言われればその通り。忸怩(じくじ)たる思いはある」と答えた。

 ◇「職員の能力不足も」

 「国の代わりに検査する建前なのに、ガチンコの検査員は多くない。なれ合い検査がまん延している」。10年3月に退職した元検査員の男性(62)は明かす。

 機構の検査部門には百数十人の職員が在籍する。このうち約6割は専門性を高めるために雇用した原子力関連メーカー、電力会社、民間検査会社などの出身者たちだ。それでも▽九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)など原発4基で点検すべき事項を点検しなかった「確認漏れ」(07年発覚)▽日本原燃ウラン濃縮工場(青森県六ケ所村)で要件を満たしていないウラン貯蔵容器を「合格」と判定(10年発覚)--などのミスが相次いできた。

 男性は「専門知識が不足している職員がいる。内部で研修はしているが、知識や経験が乏しく、厳しくチェックしようにも能力不足で不可能だ」と言う。

 通常、検査は午後に実施される。検査前の昼食には検査員、検査先のメーカー、電力会社社員らが一堂に会する。1500~2000円程度の弁当が出るが、検査員は500円を支払うだけ。「差額分は『接待』だが固辞する検査員は少ない。『なあなあ』の検査の象徴」と男性は語った。【酒造唯、川辺康広】


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毎日jp 毎日新聞社
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/nuclear/archive/news/2011/06/20110615k0000m040130000c.html

福島第1原発:安全弁検査ミス…保安院所管法人が見逃す

 経済産業省原子力安全・保安院所管の独立行政法人「原子力安全基盤機構」(東京都港区)が08年12月、東京電力福島第1原発3号機の交換用の圧力容器安全弁2台に対する法定検査を誤った手法で実施し、合格させていたことが機構関係者の話で分かった。正常運転時に相当する圧力をかけ放射性物質を閉じ込められるかどうかをチェックしなければならないのに、加圧不足だった。密閉性の低い弁が設置されれば、容器内から規定量以上の放射性物質が漏れる可能性があったという。

 機構は翌月、東電からの指摘を受けてミスに気づき、再検査した。実際に2台を取り付けたのは再検査合格後だったため「安全面での影響はなかった」との理由で、公表しなかった。機構は東電の原発トラブル隠し(02年8月発覚)で、保安院が検査結果の改ざんを見抜けなかった教訓から、検査強化を目的に03年10月に設立された。法定検査を実施できる唯一の機関だけに、識者から厳しい批判の声が上がっている。

 この安全弁は「主蒸気逃がし安全弁」。直径数十センチ、高さ2メートル弱の円筒状の機器で、3号機には8台取り付けられている。正常運転時は放射性物質を含んだ蒸気を基準値以上に漏らさないよう炉内に閉じ込め、事故時は安全弁を開け、圧力を下げて容器破損を防ぐ。消耗により8台のうち6台を交換することになり、08年12月2、3の両日、安全弁を製造した北九州市のバルブメーカーの工場で電気事業法に定められた検査をした。

 機構の検査員2人は、立ち会った東電社員らに指示して、正常運転時の蒸気に相当する圧力の窒素ガスを弁に向けて噴射し、ガスの漏えい量が基準値内かどうかを確認した。6台のうち4台への加圧は適切だったが、残る2台は規定値より各0.55気圧、0.46気圧低い70.38気圧、71.28気圧しか加圧していなかった。東電側の単純ミスだったが、2人はこれを見抜けないまま合格を意味する「良」と判定したという。

 東電は機構の検査に先立つ08年11月18日、独自に同様の検査を実施した際に同じミスをしていた。社内の安全審査部門が二重チェック態勢をとっており、機構検査後の09年初めまでにミスを把握した。

 安全弁は再検査後、保安院の書面チェック(09年4月)を経て、3号機に設置された。圧力容器の圧力が急上昇した3月13日、正常に動いたが、蒸気に含まれる水素が原子炉建屋まで漏れ建屋は翌日水素爆発した。【清水憲司、酒造唯、川辺康広】

 原子力安全基盤機構の工藤雅春検査業務部次長の話 謙虚に反省しており、既に再発防止策も講じた。

 【ことば】原子力安全基盤機構

 保安院の委任で行う法定検査のほか、海外の原子力施設で起きたトラブルに関する情報の収集・分析などを業務とする。10年度予算(収入)は約222億5000万円で、国からの交付金が約93%を占める。職員426人(4月現在)の中には電力会社や原子力関連メーカーの出向者もおり、独立性を疑問視する声もある。


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asahi.com
http://www.asahi.com/national/update/0615/TKY201106150134.html
福島第一原発の安全弁、検査ミスでいったん合格 08年
2011年6月15日12時35分

原発での国の法定検査を担う独立行政法人原子力安全基盤機構が、2年半前に東京電力福島第一原子力発電所3号機の原子炉の安全弁の検査を誤った手法で実施し、合格させていたことがわかった。運転前に東電が誤りに気づいて指摘し、機構が再検査した。

 問題の弁は、「主蒸気逃し安全弁」。通常は閉じているが、事故時には、炉の破損を防ぐため弁を開けて中の圧力を逃す。検査は2008年12月、弁の交換に伴って行われた。

 正常運転時には原子炉内には一定の圧力がある。このため、検査でこうした圧力をかけても弁がきちんと閉まった状態を保てるかどうかを確かめる必要がある。しかし、問題の検査では規定値よりも低い値でしか加圧していなかった。

 検査は機構の検査員2人が東電社員に指示して実施。東電社員の単純ミスで加圧不足になったが、検査員は気づかず、検査に合格させた。

 東電は、翌09年初めに再検査した際にミスに気づいて機構に報告。機構は再検査し、09年4月に経済産業省原子力安全・保安院の審査を経て、3号機に弁が設置された。

 02年に発覚した東電のトラブル隠しで、保安院が検査の改ざんを見抜けなかった。この教訓から検査強化のために03年に機構が設立された。経産省所管の独立行政法人で、国の法定検査をする唯一の機関。

 保安院の西山英彦審議官は15日の会見で「東電に指摘されるまで気付かなかったことは非常に遺憾。専門機関としては、こういうことはないようにしなくてはいけない。正しい方法で再度検査をしており安全性に問題はない」と話した。

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2011-06-24 : ・設置関係資料 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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